ニッポンの 医療システムへの 危機感と、 フランスでの出会い
皆さん、日本社会の未来について、少し立ち止まって考えてみませんか?
日本は超高齢化の時代を迎えています。特に都市部における高齢化は加速し続け、
病院のベッド数は限られ、医療に関わる人々の負担は増え続けるばかり。
このまま変わらないでいると、日本は、本当に必要な時に、
誰もが安心して医療や介護を受けられる社会ではなくなってしまうのは明らかです。
私、八森は、かつて青森のへき地で医療に携わっていたことがありました。
そこは都会のように専門医が数多くいる環境ではなく、限られた医療スタッフと資源の中で、
患者さんとそのご家族、そして地域全体で支え合う医療の大切さを痛感することができました。
そしてこれから必ずやってくる超高齢社会において、既存の病院中心の医療システムだけでは
対応しきれない課題が必ず出てくると強く思うようになりました。
フランスでの在宅入院制度「HAD」との出会いは、衝撃と共に私の考えを確信に変えました。
自宅にいながら、まるで入院しているかのように、高度な医療を継続して受けられる。
抗がん剤の点滴治療でさえ、住み慣れた家で行うことができるのです。
この光景は、治療の場所の選択肢を増やし、
患者さんが自分らしく生きることを支える可能性を示していました。